水瀬いのりさんの1stライブに参加してきました。

水瀬いのり 1st LIVE Ready Steady Go!東京国際フォーラム ホールA。

水瀬いのりさんにとって初めてのワンマンライブであり、お誕生日当日のバースデーライブでもある、そんな位置づけのライブ。初めてのワンマンライブとは言うものの、水瀬いのりさん自身としてはリリースイベントや、色々なアニソンライブで歌を披露していましたが、それらのイベントに参加したことのない私にとって、水瀬いのりさんの歌を聴ける初めての場所でしたので、それはもう楽しみにしていて。
アニメロミックス先行に外れ、オフィシャルサイト先行に外れ、チケットぴあ先行でやっと当選させてもらった私のチケットは、二階席の後ろから数えたほうが早い場所でしたが、もう参加できるだけで嬉しかったですし、実際参加できて良かったと思える素敵なライブとなりました。
ですので、blogに感想を書き記しておこうと思います。

開演時刻を迎え、会場の照明が落ち、大きな歓声とともにライトブルーのペンライトが一斉に灯ったあと、ライブの始まりを告げるかのように映像が流れ、そして「夢のつぼみ」のイントロが流れた瞬間に、ああ「いのりちゃんのライブなんだ。ライブが始まるんだ」という気持ちでいっぱいになり、歌声を聴く前から涙ぐんでしまって。
普段聴いている歌がこれから目の前で披露されるという嬉しさって、日常生活ではなかなか味わうことのできない充足感ですよね。心の中では「うわー! うわー!」って叫び声をあげてしまうタイプの。
ライブが始まるこの瞬間は、 何度味わってもそのたびに喜んでしまいます。


水瀬いのり『夢のつぼみ』MUSIC VIDEO

1曲目から「夢のつぼみ」で大盛り上がりとなったあと、2曲目にして早くも曲中に「らららー」ってみんなで腕を左右に振る部分が出てくる「MELODY FLAG」で、なんだかもう最初から盛り上がりは最高潮。ライブが始まってしばらくは、曲のイントロがかかるごとに歓声と拍手があがる、そんな雰囲気でした。

ただやっぱり緊張していていたのか、初めなので喉が強張っていたのか、最初は高音が上手く出せていなかったかなぁ。一番高い音は出し切れていませんでした。けれど、2曲目の2番からは見違えるほど声が通るようになって、そこからは最高のパフォーマンスを見せてくれましたね。本当に綺麗な歌声ですよね、いのりちゃんは。
なんていうか、いのりちゃんの声って風を切り裂くような鋭さがあるんですけれど、なのにバキバキしてないから心地良くて。ファルセットはまるでシルクのような滑らかさがあって。なんかもう、ずっと聴いていたくなる歌声です。

5000人規模のライブではありましたが、ステージは水玉(?)をイメージしたいくつかの背景とスタンダードな照明で、歌を聞かせるためのシンプルなセットでした。激しい明滅もほとんどなく、歌声に集中できる良い演出でしたね。(いくつかの曲はレーザーを使った演出があって、そちらも盛り上がりました)

そう、忘れては行けないことが。
今回は生バンドだったんですよ。てっきりオケで歌うのかと思っていたので、これは嬉しかったですね。なんか生バンドで聴いていると「ああ、私もこの曲を弾いてみたい。弾けるようになりたい」ってなるんですよ。ほんと楽しそうなんです、いのりちゃんの曲を奏でるのは。
「Winter Wonder Wander」を聴いているときでしょうか。「私も音楽でみんなを幸せにしたい」という気持ちが溢れ出てくるくらい、その光景が眩しかったです。

ステージ衣装は全部で3着+αを着ていました。
1着目は、遠目からはカジュアルなウェディングドレスに見えるような純白の衣装。見ているだけで心が洗われるような白さでした。次に着た衣装は赤黒チェックで膝上スカート。1着目のときも感じましたが、意外とアイドルのような衣装たちでしたね。変わって3着目は青を基調としたキラキラの肩出しワンピース。声優のライブ衣装!という雰囲気でした。この衣装で格好良い曲を歌いきった後は下にピンクのパニエが追加され、すこししっとり目になりました。

声優・水瀬いのり、初のソロライブ「Ready Steady Go!」を開催 | マイナビニュース

そうそう、ライブ中に流れた映像では、黒いストライプが入った赤のワンピースに赤のパーカーを羽織っていました。なんだか竹達彩奈さんが着そうな衣装だなぁなんて思いながら見ていたのですが、いのりちゃんは小屋の中から天体望遠鏡を出してきて眺めるところで映像は終わり、そして流れ出す「星屑のコントレイル」のイントロ。
はー、こういう次に披露する曲を暗示する演出って私大好きなんですよ。それが好きな曲なら尚更。
もうイントロで感情が爆発しちゃいますよね、これ。
キングレコードにこのパターンが多い気がするんですけれど、私が水樹奈々さんのライブで育ったからでしょうか。

そうそう、水樹奈々さんみたいなと言えば、衣装を変えてきたときに会場から上がった「回ってコール」に、いのりちゃんは「私だけ回るのも…」とバンドメンバーと一緒に回っていたところにも、水樹さんリスペクトを感じました。

いやあほんと、書きたいことが尽きないライブで、だからこんなにアンコールを願ったのも久しぶりな気がします。(アンコールをしているとはいえ)再び登場してくれるのは分かってはいるのですが、それでももう少しだけ聴きたい、早く歌っている姿を見たいと思う気持ちが、アンコールにのっていたと思います。
だから、最後の「harmony ribbon」が終わったときは、いつもよりも寂しさがあったのですが、いのりちゃんは最後に「またね!」と言ってくれたので、これは終わりじゃないんだなと明るく終えることができました。

次のライブがいつあるのかはわかりませんが、いのりちゃんが「みんなが会いにきてくれたから、今度は私が会いに行けるように頑張ります」言ってくれたので、「また」を楽しみに生きていこうと思います。

いのりちゃん、お誕生日おめでとう。
素敵なライブをありがとうございました。


水瀬いのり『harmony ribbon』MUSIC VIDEO