本田望結さんを尊敬している。あと可愛い。

4月30日に本田望結さんが写真集を発売するそうですね。
そのことを知ったのが今であり、今注文しても発売日には届かないなあという気持ちですが、まあ購入するとしても電子版にすると思うので、僕が手に取るのはまだ先のことになりそうです。

それにしても、本田望結さんって可愛いですよね。
いや、違います。なんていうか自分の子どもでもおかしくない年齢の子たちって愛らしいじゃないですか。目に入れても痛くないなんて言葉はよく言ったもので、未来ある子どもたちのあの輝きが、もうとても愛らしい。
それは別に本田望結さんに限ったことではないのですが、しかし時折ドラマやバラエティに出演する彼女を見てきたので、成長が見て取れるというか、素敵な生き方をしているなあと感慨深くなるものです。(親かな?)

しかし、彼女のすごいところって、そうした女優としての活動だけでなくフィギュアスケーターとしても活動をしているところだと思うんですよ。
どちらも、そう簡単に挑戦できるものではないでしょうし、活動を続けていくには並大抵の努力や覚悟では務まらないと思うんです。そんな、ひとつでも難しい活動をふたつもこなしているのが、彼女なんですよ。
僕も小説と作曲、どちらに注力を注ごうか迷った時期がありました。たしかに、彼女のようにふたつともやればいいじゃんと考える人も多いでしょうし、僕自身考えることもありました。
でも、僕にはその覚悟もなければ、リソースをつぎ込む努力に自信もなく。
だって、他にも遊びたいじゃないですか。ゲームもやりたい、漫画も読みたい。全てを創作に捧げる覚悟は、僕にはなかったんです。
どちらかでもいいから、できる範囲でより良いものを作りたい。結局はそう考えての決断だったのですが、しかしそう考える時点で僕の到達点は決まっていたようなものなんでしょう。
今も細々と小説を書くことは続けていますが、果たしてこれが正解だったのかは今でもわかりません。(無論、今からでも全力で挑戦すれば良いんじゃないかという意見もありましょうが、しかし、いまはその気力はなかなか……言い訳ですかね、言い訳でしょうね)

人間誰しも強い気持ちや精神力を持っていないと思いますが、しかし彼女はその強靭な精神力を持ってしてふたつのことに挑み続けています。
僕の活動は僕自身の言葉に耐えるだけで済みますが、彼女の場合は「できるわけがない」「どちらかに絞ったほうが良い」といった、外部からの声がたくさん聞こえてくるはずです。そうした声すら跳ね返し、いまもなお挑戦を続けることに、僕は強い尊敬を抱いています。
いくら跳ね返せたとしても傷つくことは多くあるはずです。
願わくばそういった声の届かない場所で、自由に、自分のやりたいことをやり続けてほしい、僕はそう願っています。

ほんと、彼女はとても尊敬できる人で、とても可愛いんですよ。

CICADA「escape」という曲に出会った。

作業をしながら曲を聴きたいと思い、SpotifyのDailyMixを流していたところ、ふと耳に引っかかる印象的な曲に出会った。
CICADAというバンドの「escape」という曲だ。

僕はあまり音楽に関する専門用語や、音楽が好きな人達が暗黙的に感覚を共有するための"言葉"を持ち合わせていないので、どのような曲を説明するときの言葉にとても困ってしまうんだけれど、この曲はとても上品で触れようとしたらするりと手から滑り落ちてしまうような、そんな柔らかくも繊細な曲で、聴いているだけで心地よい気分にさせてくれる。ボーカルの声も滑らかで心地よい声質で、いつまでも聴いていられいるタイプだ。

調べてみるとCICADAというバンドは2019年に解散しているらしい。
いつか、生で聴いてみたいと感じるほどにはぐっと心が掴まれただけに残念である。
しかしながら、解散したバンドの曲に出会うというのは現在活動しているバンドよりもはるかに難しく、僕のようにそれほど積極的に掘り出そうとしていないタイプにとっては、誰かからおすすめされない限りは出会えないものなので、こうして曲を知ることができただけでも良かったのだろう。

ボーカルの城戸あき子さんに関しては、現在はソロで活動されているそうなので、こちらの曲も聴いてみたいと思う。

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秋★枝先生の「恋は光」というマンガを、改めて読んでいました。

「恋は光」は、恋をしている女性のことが光ってみえる西条君とある3人の女性の、恋の物語です。
恋とはなんだろうかと悩みながら少しずつ進んでいく、恋の物語なんです。

僕は普段ほとんどのマンガを読み直すことはないのですが、このマンガだけは何度も読み直してしまうんですよね。恋愛をテーマにしていながらもドロドロしすぎず、なぜか癒やしにも似た空気感を持っている作品だからでしょうか。しかし、一方で自身の境遇や価値観、実体験に刺さってしまう部分もあり、ときに辛く、涙を流したくなる瞬間もあります。
そんな辛さもありながらそれでも読み返してしまう一番の理由は、認めたくはないですが、おそらく自分自身が恋に迷っているときに読み返したくなるんでしょう。

というのも、登場人物が恋について真面目に向き合い、悩み、考えるところが僕は好きなんですよね。僕も悩むというか、感情を論理的に整理しようと考えてしまうことが多いのですが、「恋とは認識することで恋になる」とか、そんなことを真面目に考える姿にとても共感しているんだと思います。
それに、悩むことは悪いことではないんだと、どこか肯定してもらえているような気持ちになれるのも、読んでいて心を揺さぶられる部分なのかなと思います。
実際のところ、恋は感情の赴くままに突き進めば良いという考えもあるでしょうし(そういう考えをもつ登場人物も出てくる)、考え方に正解や優劣はないのでしょうが、しかし行動するたびに疑問を解消しようとする癖……生き方は、僕にはもう変えることはできないのだと思っています。
だから、僕はきっと悩むたびにこのマンガを読み返すことでしょう。
まったく、良い歳をして何を悩んでいるんでしょうね。中学生かよと(笑)。

しかし、本作は読むたびに心を揺さぶられる瞬間が変わりますね。
あるときは主人公の立ち振る舞い方に共感し、あるときは恋に敗れる女性に感情移入してしまい。
そして今回はというと、「好きな人とのデートをしたら、相手は楽しそうにしていたけれどそこに恋愛感情はないことがわかってしまい辛い」というシチュエーションに心がやられました……。
人の感情という見えないものを、繊細かつ豊かに表現する秋★枝先生は本当に天才的であり、また残酷ですね。(褒め言葉)

そんなわけで、恋愛経験に乏しくて悩んでしまう大学生にはとても刺さる内容になっているのかなと思っているので、好きかもって人にはぜひ読んでもらいたい作品です。恋愛マンガが好き、淡いタッチの漫画が好き、秋★枝先生の描く繊細な表現が好きって方にもぜひ。(最後のパターンに該当する人はもう読んでいるでしょうが)

きっと貴方のなかにある「恋」に、新たな風が吹き込むことでしょう。