岡田メソッドの誕生(後編)(FOOT×BRAIN (2020/05/17 テレビ東京))

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プレーモデルの構築

守破離のサッカー

  • 守:基本の型・原則を学ぶ
  • 破:型に個性を加え、発展させる
  • 離:型に囚われず、自在となる

  →原則があるとみんなの考えが同じ方向を向きやすい

状況による指導から、原則を使った指導へ

  • 「いまのは寄るな!、いまのは寄れ!」という会話から、「いまのは"2のサポート"だ」という原則を会話に使う

  →原則を教えるとスムーズに整理ができる

原則をまとめたものが岡田メソッド

2014年 FC今治オーナー就任

マチュアクラブという選択

  • プロチームにゼロから型を作り直すのは難しい
  • 小規模クラブで育成年代からの指導
  • 16歳までの原則を教えるため、FC今治ユース・Jユース・地元中学・高校への指導
  • トップチームでもテスト導入

  →FC今治:5年でJ3参入
  →ユース:四国リーグ昇格
  →今治中等教育学校:全奥高校サッカー選手権 初出場ベスト16

  • コーチ陣がそれぞれのチームを巡回指導

  →2019年度愛媛県高校サッカー新人大会の決勝が「今治東-今治西

岡田メソッド

目指すサッカー

  • 個を最大限に尊重しつつ組織的に戦う

  →日本人が世界で勝つために

サッカーの原則化

  • 共通原則(攻守):サッカーの目的に関する原則
  • 一般原則(攻守):チームプレーに関する原則
  • 個人とグループの原則(攻守)
  • 専門原則(攻守)

  →どうプレーするべきかが明確になる
  →原則は良し悪しではない。そのチームにとっての、プレーの原則。

用語の統一

  • 人によって「くさび」のパスの捉え方(イメージ)が異なっていた

  →ある人は横からセンターフォワードに出すパスも「くさび」と呼んだ
  →「シャンク」「アーム」などの用語を作ることで、それぞれのパスのイメージを統一した

選手や指導者間でのイメージの統一・共有ができる

今治モデル

今治の商店街は誰も歩いていない、デパートは潰れている

  • 成功しても立っている場所がなくなってしまう

  →サッカーで人が集まってくるようなタウンを作る必要がある

  • FC今治を頂点として育成年代をピラミッド化

  →指導者が指導しに行くことで、サッカーをやりたい人が今治に集まってくる場へ

「日本のサッカーはこれだ」と上から与えるのは主体性がない。下から自由にサッカーをプレイする選手が出てくれば自ずと色が出てくる。そうした選手が育てばワールドカップで優勝争いができるかもしれない。そういう夢を持っている

FC今治の活動

スタジアム建設

  • 2017年 ありがとうサービス.夢スタジアム完成(総工費3.8億円)

  →サッカーを知らない人でも憩いの場に
  →サッカー場へ行けばワクワクする、にぎやかになっている

  →自然と一体化し増設可能、ホスピタリティが充実

その他の活動

  • 野外体験

  →しまなみ野外活動

  • 次世代リーダー育成

  →BCU

物の豊かさより心の豊かさを大切にする社会を残したい